俳句

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吊るし柿

私は約十年間 天為 という俳句結社に所属し、毎月五句を俳句誌に送り続けた。投稿した五句の中3句載れば、私の中では良い方であり、ほとんどが2句が多かった。それで一度だけ五句載りがあった。それが 吊るし柿 の句である。この句は師の講評句ともなった。陶工のこだはる色や吊るし柿 好延益子焼わら葺屋根の蔦紅葉紅葉照るわら葺屋根へ登り窯明治生れなほここに在り里の柿百舌鳥鳴くや明治生まれの皴の数DSC_0024芸術家は完全な美を求めて懸命な努力をする。陶芸家ももちろんその例外ではない。柿の実の色は実に美しい、特に夕日を受けて輝くとき。それがつるし柿となるとまた違った美しさである。柿右衛門が陶器に柿の色を出そ...
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鍋敷きの下宿住ゐの団扇かな 好延私が50才になった頃、誘われて有馬朗人師の主宰する 天為 に入会し、それまで全く俳句とは縁のない生活していましたが、何か新しい物に挑戦しても良いかな!という気持ちもありやってみることに。最初の一年間は、ただただ毎月五句を作り機関誌あて送付、すると一句か二句取り上げ掲載していただける、この一句か二句載りのうちはほとんど素人⁉私が入会した頃は会員数も未だそんなに多くなかったので、最初から二句載りが多かった。誘われた時は投稿会員ということでしたが、数か月過ぎた頃、浜松支部で毎月第四日曜日に句会があるから、五句作って出席して欲しい、旨伝達があり出席、行ってびっくり!総員...
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